十勝へ その1 中札内美術村
2011年 08月 28日
北緯44度からは、約3時間半。
津別→足寄→本別→幕別→中札内のコースです。
まずは中札内美術館内のポロシリにて腹ごしらえ。
豆おこわにキャベツのサワー漬け。
野菜グラタン。トマトたっぷりでさっぱり味。
林の中に美術館などが点在。
秋の花いろいろも。
キク科の花?
ハギ(萩)とツリガネニンジン(釣鐘人参)?
林にはカシワ(柏)が多い。
オオイタドリ(大虎杖)の花。
キンミズヒキ(金水引)
廃線になった旧国鉄広尾線で使われていた枕木を敷いた木道を歩きます。
いちばんに目指すは小泉淳作美術館。
小泉淳作は鎌倉生まれの日本画家。
50代半ばでようやく日本画家として認められ今年で86歳。
私たちがここに来たのは2回目。
前回(2004年8月)は、京都建仁寺の天井絵、二つの龍の絵を奉納後間もない頃でした。
今回は、奈良東大寺本坊にふすま絵、垂れ桜と蓮の花の絵が昨年奉納されたばかり。
どちらの絵も制作は中札内(廃校になった小学校の体育館や美術村内)で行われたとのこと。
現在美術館ではこれらの絵の小下絵が見られます。
他の風景画や静物画も見応えがあるものばかりでした。
次は相原求一郎美術館。この建物は、帯広市内にあった銭湯を移築したもの。
相原求一郎は川越出身の洋画家。
山の絵が多い。この山は、北緯44度からよく見える斜里岳(1995年)。
こちらは十勝平野の冬の景色でしょうか。(1992年)
この美術村にはもちろん坂本直行の絵もあります。
美術館内から森を眺めるのもまたいい。
相方は学生時代(40年近く前?)に更別の酪農家で実習経験がありました。
そちらへも行ってきました。
もう酪農は辞められて、
夫婦(70代後半)二人こじんまりと農業をしておられました。
でも40年前に建てられた木造の牛舎はまだちゃんと残っていて
中の機械はまだ使える状態にしているのだそう。
20年前に家族4人でこちらを訪ねたことがありました。
その時には2世代酪農家族だった。
50頭近くい牛の放牧所に連れて行ってもらったり、
我が家の娘と息子もまだ幼くて大きなトラクターに乗せてもらったっけ・・・。