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イタリア旅行 フィレンツエ編 その4

フィレンツエ郊外トスカーナ・ヴァーリアの田舎のお料理教室へ参加してきました。
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        ↑トスカーナの丘陵 カレンダーより 
ヴァーリアへは、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から列車に乗ります。
乗車券は、タバッチ(駅構内のタバコ屋さん)で買いました。
並んでいると後ろでこんなつぶやきが。
「ドゥーエ・ビリエッティ・ディ・トレーノ・レジョナーレ・トレンタ・キロメートリ・・・・」
そうそうこのフレーズ私も覚えてきました!
振り向くと、後ろのお二方は一緒に料理教室参加する若い方々でした。
30キロ分のローカル線のチケット2枚です。これで片道二人分。
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8時40分発のファエンツア行きに乗る予定でした。
列車発着案内の電光掲示板にホームの番号が出るのを確認しなければなりません。
発車時刻がせまっているのになかなか番号が表示されません。
ずいぶんやきもきして同行の方々の姿も見当たらなくなって不安になり携帯で千穂さんに電話してしまいました。結局定刻10分遅れで14番ホームと出ました。
ホームの検札器でガチャンとしないとならないのですが差し込んだだけではガチャンとなりません。
しばらくいろいろ試して右から左へすればガチャンと印字されることが判明。
これが印字されていないと、乗車中に検札に来た場合に料金の何倍も払わされるはめになるらしい。
10分遅れで8時50分に発車した列車、ヴァーリアには定刻9時8分に到着しました!
降りたら、お隣の車両から若い二人も降りてきて無事合流。
ヴァーリアの駅は無人駅です。駅には千穂さんが車で迎えに来てくれました。

駅から走ること15分くらいから舗装道ではなくなり急に山道になります。
ごろごろ岩の狭い急坂の狭いガタガタ道をのぼっていくとお家はありました。
元は僧院だった石造りの建物です。
千穂さんの夫アントネッロさんが自ら改造しながら暮らしてきて12年目になるそう。
買う時この家は茨と蔦に覆われた廃屋だったそうです。
年季のはいった修復はお見事。素敵なお住まいでした。
残念ながら私の撮った画像はないのですが、★千穂さんのブログでお家の様子がきっとわかります。
そしてこちらの本★でも。

さてアントネッロに教わったお料理は前菜2品、鯛のラビオリ、ズッキーニとエビのソース、パプリカの詰め物(マグロ入り)、デザートのアーモンドの冷たいお菓子です。

ちょうど昨日、夏の名残の料理にとナスのカポナータを作ってみました。
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庭のセロリの茎が堅めだったのでみじん切りにしてタマネギと一緒に炒め、菜園のズッキーニも1本あったので入れましたが洋梨はいれてません。
ゆっくり炒めたのに近くの野菜即売所で買ったナスの皮がかたくてちょっと残念な仕上がりでしたが、いつも作るラタトゥユとはまた違う美味しさでした。
ナスは塩してアク抜きしてから使うと油の吸収が抑えられるようです。

そういえば、8月半ばに近くの野菜即売所で買った米ナスとパプリカはトスカーナの野菜に負けないくらい大きかった。
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トマトも真っ赤になって甘かった。
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ちょうど息子が帰省中でオーブン焼きにして食べてしまいました。
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ナスやトマトにパプリカやズッキーニこれはやっぱり夏のお野菜たちですね!

フィレンツェ編 田舎の料理教室 つづく




材料 ナス1キロ、セロリ4本、トマト500g、タマネギ大1個、洋梨1個(100gくらい)
ケッパー大さじ1、黒オリーブ20個、松の実大さじ1,蜂蜜大さじ1、ワインビネガー半カップ、
生バジルの葉15~20枚、アーモンド大さじ2、塩、オリーブオイル

1 トスカーナのナスは、一つが米ナスみたいに大きい。これを一口大の角切りにしてボウルへ入れ上からぱらぱら塩をかけて、最低でも1時間重しをしてアク抜きをします。黒っぽいアク汁が出てきたらザルに上げ、さっと水洗いして軽く絞っておきます。こうすることでナスが油を吸う量が少なめになります。

2 セロリは角切りにして、さっと塩ゆで。

3 トマトは皮を湯むきして角切りに、タマネギは粗みじん、洋梨は皮をむいて芯をとり角切りに、黒オリーブは種をとっておきます。

トマトも我が家のアイコと形はそっくりでしたがこれまた5倍ぐらい大きい。
畑のフィレンツェトマトは丸くて窪みの多いタイプなのだそうですが今年は不作だったそう。
タマネギはムラサキタマネギでした。
ケッパーと黒オリーブは7月にアントネッロさんの故郷プーリアへ行ってお父さんが育てたものをもらってきて塩漬けにしていたものを使いました。アーモンドもプーリアのお父さんの庭のです。

4 鍋にオリーブオイルをたっぷり入れ、まだオイルが冷たい状態の時にタマネギ、トマト、バジルの半量を加えて、弱火でゆっくり炒め始めます。

5 別のお鍋に1のナスをたっぷりめのオリーブオイルで炒めます。

6 4にセロリ、洋梨、ケッパー、松の実、蜂蜜、ワインビネガーの順で加えます。

7 最後に5のナスを加えて全体をなじませ火を止めます。

8 2時間ほど休ませ、冷ましておきます。盛りつけるときに上からざく切りのアーモンドとバジルの葉を飾ります。
by hokui44do05 | 2014-10-09 21:30 |

エゾノコリンゴの手作り日記


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