白樺林めぐりその1
2017年 06月 20日
先週土曜日、昨秋に引き続いて白樺作家の山辺さんが
北方民族博物館で講習会をしました。
講習会のレポートは後回しにして、まずは白樺林めぐりのレポートを。
この夏至に近い季節は白樺樹皮をはぐのに適しているのだそうです。
午前中の三時間の講習会の後、
まずはお蕎麦屋さんで腹ごしらえ。
私はいつものとろろ蕎麦、山辺さんは辛味大根おろし蕎麦をご希望でしたが
品切れで同じくとろろ蕎麦になりました。
偶然にも受講生の方お二人が入店されたので同じテーブルでお食事。
お二人は地元の方ではなくお隣町の北見となんと札幌からの方でした。
二人ともお腹がすいていたので蕎麦掻きも注文。
あ、なかなか白樺林にいかなくてすみません。
でも、お蕎麦って白樺色していると思われて・・・??
このあとSさんの林へ行きました。
ゆっくりな昼食となり予定を一時間過ぎての訪問となりました。
すみません。
早速にSさんに林を案内していただき、試しに樹皮剥ぎを実行。
浅い切り込みを入れると樹皮がわれ、少し浮き上がってくる感じ。
こんなふうに手を添えるだけで勝手にはがれていきます。
きれいに剥げました。
今回は三枚剥ぎました。
表側の白い部分を内側にして巻いていきます。
三枚重ねて丸めて運びます。
白樺の樹皮(外皮)は剥がされましたが、
まだ赤い内皮が残されているので木が枯れることはありません。
何年か経つとまた薄い白い皮がかできてきます。
この日は午後から陽射しはあったものの、涼しかったので虫の出没はほとんどなくてよかった。
シベリアでの樹皮の採取の時、虫の活動しやすい暑さの中だと樹皮の内皮がはなつ甘い匂いに誘われて
剥がれた樹皮や残された内皮にいろいろな虫が集まってくることもあるそうです。
それでも二人とも万全の格好で林に入っていましたが。
ハルセミの抜け殻発見。
この後Sさん宅でお茶をいただきました。
この子も白樺がお好きらしい。
Sさんお世話になりありがとうございました。