わらび染め
2005年 06月 29日
西日本は空梅雨で夏日続き、裏日本では洪水、昨日東京ではまだ6月なのに猛暑。
なのに今日の北緯44度の予想最高気温は14度。
来週半ばからの、東京行き、楽しみ半分不安半分。
暑さバテ、冷房負けしそうだなあ。
昨年のこの時期は、東京はカラッと秋の風情だった。
横浜の風もここちよかったし。
さて、本年、蕨の収穫は三回だった。
蕨は収穫してきてからすぐに、
先っぽについて丸まっているまだ小さい葉っぱをとりのぞいて、バケツの底に並べる。
上から灰を振りかけ、熱湯を注いで一昼夜、涼しい場所においておく。
翌日取り出してしばらく水にさらしてから食用に。
バケツに残った灰汁は、とても鮮やかなグリーン。
灰かすを取り除いて、絹と麻を浸して染めてみました。
一度の収穫は、一握りづつと制限(蕨の多食はよくないからね)しているので
一回分の灰汁は少ない。これは浸すこと三回目になります。
蕨灰汁の臭いは強烈なので、煮ることもせずそのまま布を浸してほっておきました。
マスクをかけての作業。
染め液と媒染を同時にというのは、いいのかどうかよくわからないけれど、
染め重ねるごとに、グリーンが定着してきていい感じに。
三回目の時は暑い日だったので、浸しておいた布を取り出したら
灰汁が少し発酵した感じに。
臭いに負けて灰汁は外の排水溝に流してしまったけど、
あれを我慢して、布を入れたり出したりすればよかったかなあ・・・