ギャラリー啓 太布紙紙布展へ
2016年 06月 02日
東山から東寺へは地下鉄1回、京都駅にて近鉄へと2回乗り換えたのですが、
京都駅での乗り換えは結構歩きました。今回は乗り換えなしで行ってみることに決めて
九条駅まで歩きました。烏丸では乗り換えず丸太町まで行って寺町まで歩いたのです。
京都の街中は碁盤の目のように歩けますね。
九条通りは街路樹がなく暑い中テクテクで大汗かきましたが。
入り口には「紙布」の道中着。(縦糸は木綿、緯糸は紙)
編んであるのは汗はじき。「こより」が使われています。
下着の中につけるもので汗で体が冷えないようにするためのもの。
寒い季節につけるもののようです。
↑奥のは「紙布」の道中着。(縦糸は木綿、緯糸は反古紙)
★紙布の緯糸に使われている紙は、使用済みの大福帳や反古紙(書き損じた紙)などを細く切って撚った糸にしたものです。紙は軽いし、温かい。
そういえば、?十年前山でキャンプなどする時は寒さしのぎになる新聞紙は必携でしたっけ。
反古紙の糸。左の縞柄は「紙布」の庄内帯。(縦糸は木綿、緯糸は紙)
「こより」の脚絆。
馬の鞍掛。こちらも「こより」で。
「こより」の袋。
「紙衣」の道中着。柿渋染めです。
これも「紙衣」。
右の白っぽい布は柔らかい。「おおつづれ」です。
縦糸に藤、緯糸に反古紙を糸にして藤糸に巻いて糸を使用。
「太布」とは「中国から紙の製法が伝わる以前、中国地方では梶、楮から繊維を取って糸にして布を織っていた」「オヒョウや藤布と同じように人々の着るものや袋などにして日常にとけこんでいた」
そうです。残念ながら「太布」の画像はありません。
私が持ち帰った。紙布。
こんな風に使ってます。